8000キロワット級洋上風力発電設備5基を受注
6月8日、三菱重工業とデンマークのヴェスタス社の洋上風力発電設備合弁会社MHIヴェスタス社は8000キロワット級洋上風力発電設備5基を受注したと発表した。
ブライス洋上風力発電実証プロジェクト向けに提供
8000キロワット級設備は世界最大。英国の再生エネルギー事業者であるEDF Energy Renewableが同国で計画する出力4万1500キロワット級のブライス洋上風力発電実証プロジェクト向けに提供される。
ブライス洋上風力発電実証プロジェクトは、ニューキャッスルの北方に位置するブライスの沖合5.7キロで計画されている。同プロジェクトでは、パワーモードを使い最大8300キロワットの出力で送電するだけでなく、66キロボルトの電圧連系とコンクリート製基礎などの革新技術について検証を行う。
完成と実証開始は2017年の予定
完成と実証開始は2017年の予定となっており、契約には15年間の完全保守サービスも含まれているとのこと。
EDF Energy Renewableはフランスの大手電力会社EDFのグループ会社。EDF Energy社とEDF Energy Nouvelles社の折半出資で設立され、英国で陸上・洋上風力発電事業を手掛けている。

三菱重工業株式会社プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/160608.html