地産地消の小型高効率バイオマス発電システムで業務提携
株式会社洸陽電機と三洋貿易株式会社は6月14日、ドイツのブルクハルト社製木質バイオマスコージェネレーションシステムの販売拡大および導入促進の提携について、6月9日に合意したと発表した。
このシステムは、木質ペレット(未利用木材等から加工)を燃料として発電し、発電時に発生する排熱をペレット製造や温浴施設などの熱源として利用するシステムとなり、発電効率としては30%となるものの、熱利用も加味した総合効率では75%になるという。
木材使用量が約3割少なくて済み、資源の有効活用に
また、ボイラーなどの直接燃焼発電方式のシステムと比べ木材使用量が約3割少なくて済むため、資源のエネルギーを有効活用でき、木材の調達量とともに輸送コストを減らせる効果を生むなど、事業採算性の向上につながるとのこと。
同システムはまた、複数の機材を連結稼働することにより50kW~2000kWまでの発電量へと対応できるため、地域の資源量や熱の需要量に応じたものに合わせられるという。
そして、ペレット工場や発電所での長期に及ぶ固定的な雇用を生むことは、地域の活性化に寄与するものとなる。

株式会社洸陽電機・三洋貿易株式会社 プレスリリース
http://www.koyoelec.com/news/20160614-1428.html