「ポロシャツに七分丈パンツが勤務スタイル」
埼玉県に本社を置き、リフォームやリノベーションを施工する「LOHAS studio」を展開する株式会社OKUTAは、2015年6月1日~9月30日の期間、地球環境保護および夏季の節電対策の一環として、全社員が軽装で働く「OKUTA超(スーパー)クールビズ2015」を実施している。
OKUTAは、エネルギー使用を極力控え、風力や太陽光など自然の力を最大限に活用する「passiv design(パッシブデザイン)」を推奨している。
「passiv(パッシブ)」とは、「受動的」という意味。同社社員も、夏の暑さを拒むことはせず、エアコン依存を極力避けつつも、涼しさを感じながら勤務するため、2011年から軽装で働くスタイルを取り入れる。
クールビズだけではないOKUTAの環境保護活動
今年の活動内容としては、店舗スタッフや社員にクールビズを励行するほかに、冷房利用時間の削減、適正冷房(28度)の徹底、在宅勤務の導入や夏休みを長くとるなど勤務時間の変更、自然エネルギー発電設備の設置・壁面緑化や遮光スクリーンなどによる日照による屋内の温度上昇の軽減など。
この活動は、LOHAS(ロハス)やエコに敏感な顧客や、関係者らにも好感触である。
SBSグループの取り組み
東京都に本社を置く物流企業SBSグループは、5月1日よりクールビズを開始している。
実施内容としては、OKUTAと同様、オフィス内等の冷房設定温度を28度程度に奨励する。涼しく効率的に働くことができる軽装(ノーネクタイ、ノー上着など)で業務を行うなど。
半径5mの環境行動
注目すべきは、環境保護啓発オリジナルポスターの作成だ。地球環境保護への意識向上のためオリジナルポスター「半径5mの環境行動」を作成した。
「半径5mの環境行動」とは、従業員ひとり一人が、身の回りでできる小さな環境活動に取り組むよう呼びかけるスローガン。今年は、クール・ビズのほかにも、「10%の節電」「10%の水資源節約」「10%の燃費改善」「10%のコピー用紙節約」「3Rで10%の排出抑制の達成」の5つの目標も「半径5mで」と奨励している。
今夏は各企業とも節電・環境保全に力が入っているようだ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社OKUTA 「OKUTA超クールビズ2015」詳細
http://www.okuta.comSBSグループ ニュース
http://www.sbs-group.co.jp/hdg/news/